タイトルからしてきっとメッセージ性の強い作品なんだろうと思って見に行ったがそんなことはなかった
これは…不思議の国のアリスですね
冒頭で主人公の母親が亡くなり、父親が母親の妹と再婚する感じになったので
主人公が東京から田舎のお屋敷へ向かうところから物語は始まる
お屋敷で妙に接近してきた青サギ(ポスターのやつ)を追いかけて古びた怪しい建物に近づく主人公
そこで青サギの羽を拾うが戻った時には無くなっていた
その後何やかんやあって学校に行きたくないから石で自分の頭に傷を作る主人公
出血量多すぎやろ!と突っ込まずにはいられない
そして傷の手当ての後寝込んでいると窓から青サギがやってきて言葉を話す
こんな感じで羽がなくなったりする描写や頭の怪我、周りの大人が気付いてない感じから
始めはパンズラビリンスのように、強いストレスを受けた子供が心の逃げ場所として
妄想の世界を作り出してるんだと、途中まで本気でそう思って見ていたけど全く違いました
普通に現実とリンクしててなんだか訳の分からないことに
この建物は空から落ちてきた隕石の周りを囲ったものとか
色々な時間軸が混ざり合ってるとかインコが人間みたいになってるとか
いや、まあ言ってることは分かるんだけど、なんか全てが唐突すぎて
「お、おう…」って感じになる
映像と音楽はいつも通り綺麗だったよ
特に冒頭の火事の部分は圧巻
パニックなりながら駆け寄って行くとこの描写とかめちゃくちゃ引き込まれる
全体通してみると深く考えない方が楽しめるかもしれない
一言でまとめると少年の一夏の小さな冒険って感じだった以上!!